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パソコンが遅くなったときの点検手順

新しい部品を買う前にできることがあります。原因を絞り込む順番と、やってはいけないことをまとめました。

📚 パソコンの基礎 · 2/10· ⏱ 読了目安 3分 ·情報更新 2026-10-05

📋 基本情報

最初の一歩
再起動しても遅いかを確かめる
確認の道具
タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)・アクティビティモニタ
よくある原因
スタートアップ・空き容量不足・発熱
避けること
出どころ不明の最適化ソフトを入れる

まずは再起動から

最初にやるべきことは、パソコンを完全に再起動することです。長くつけっぱなしのパソコンは、終了していないアプリがメモリを抱え込んでいたり、インストールを終えていない更新が裏で動いていたりすることがよくあります。ふたを閉じたりスリープに入れたりするのは再起動ではありません。基本ソフトによっては高速スタートアップの機能のせいで、シャットダウンしてから電源を入れ直しても完全には新しく起動しないため、メニューから「再起動」を選ぶ方が確実です。再起動の直後は問題ないのに、時間がたつとまた遅くなるなら、特定のアプリが資源をだんだん多く使っている可能性が高いです。

何が資源を使っているか見る

基本ソフトには、どのアプリが処理装置、メモリ、ストレージ、ネットワークをどれだけ使っているかを示す道具が入っています。ウィンドウズではタスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)、マックではアクティビティモニタという名前で見つかります。遅いときにこの画面を開き、使用率の高い順に並べると、原因がすぐ見えることが多いです。処理装置がずっと高いなら特定のアプリが計算しすぎていて、メモリがほぼいっぱいなら同時に開いているものが多すぎるか、メモリそのものが足りません。ストレージの使用率が最大近くに張り付いているなら、更新、ウイルス対策ソフトの検査、同期、あるいはハードディスク自体の限界かもしれません。

  • 処理装置が高い: そのアプリを終了・更新
  • メモリがいっぱい: タブやアプリを減らし、増設を検討
  • ストレージが常に最大: 裏の作業を確認し、SSDへの交換を検討

スタートアップを整理する

アプリを入れるたびに、パソコンの起動時に自動で立ち上がる項目が一つずつ増えていきます。メッセンジャー、クラウド同期、更新確認のアプリなどが積み重なると、起動が遅くなり、電源が入っている間ずっと資源を使います。タスクマネージャーやシステム設定のスタートアップ一覧で、必要のない項目の自動起動をオフにしましょう。オフにするのは削除ではなく、必要なときに自分で起動すればいいので負担は小さいです。ただし、名前を見ても何かわからない項目、特に画面・音・入力機器のドライバーに関わる項目はむやみに止めず、調べてから判断してください。

空き容量を確保する

ストレージがほぼいっぱいになると、基本ソフトが一時ファイルや仮想メモリに使う場所が減り、更新も失敗しやすくなります。容量の一部は常に空けておくのがよいというのが一般的な目安です。大きなファイルがどこにあるかは、基本ソフトのストレージ画面で確認できます。ダウンロードフォルダとごみ箱、古いインストーラー、重複した写真や動画がよくある犯人です。基本ソフトに内蔵されたディスクの掃除機能を使えば、一時ファイルを安全に消せます。整理の方法はファイルとフォルダの整理のガイドで詳しく扱っています。

発熱とほこりを疑う

処理装置は温度が上がりすぎると、部品を守るために自分で速度を落とします。そのため、ほこりで通気口がふさがったり、布団の上のように底面の通気口をふさぐ場所でノートパソコンを使ったりすると、性能に関係なく目に見えて遅くなります。ファンの音がいつもより大きい、本体がやけに熱いと感じたら発熱を疑いましょう。通気口まわりのほこりは、電源を切って充電器を抜いた状態で、エアブロワーで外側から吹き飛ばす程度が無難です。内部の掃除や放熱材の交換は分解が必要なので、慣れていなければサービスセンターに任せる方が安全です。

ブラウザと更新を確認する

「パソコンが遅い」という不満の多くは、実はブラウザが遅いだけです。タブを何十個も開いたままにしたり、拡張機能がたくさん入っていたりすると、メモリを大きく使います。使っていない拡張機能を消し、タブを整理し、ブラウザを最新版に保ちましょう。基本ソフトやドライバーの更新が、性能や安定性の問題を直すこともよくあります。逆に大型更新の直後は、索引作りなどで数日間一時的に遅くなることがあるので、少し待ってみるのも一つの方法です。

やってはいけないこと

ネット広告に出てくる「高速化」や「最適化」のソフトは実際の効果が小さく、常駐して資源を使ったり、望まないアプリを一緒に入れたりすることがあります。レジストリの掃除のような作業も体感効果はほとんどなく、間違えると問題を起こしかねません。SSDにデフラグは不要で、基本ソフトが適切な管理作業を自動で行います。ウイルス対策ソフトを二つ以上同時に動かすのも、互いにぶつかって遅くなる原因になります。

  • 出どころ不明の最適化・掃除ソフトを入れる
  • レジストリなどのシステム設定を根拠なく書き換える
  • ウイルス対策ソフトを複数同時に動かす

それでも遅いなら

ここまでやっても遅いなら、部品そのものが今の作業量に追いついていない可能性があります。ハードディスクを使っているならSSDへの交換が最も体感の大きい増強で、メモリの使用量が常にいっぱいなら増設が効果的です。基本ソフトを入れ直す方法もありますが、データがすべて消えるので必ずバックアップしてから進めてください。急に遅くなると同時に見覚えのないアプリが増えたり、ブラウザの開始ページが変わったりしたなら、マルウェアを疑い、マルウェア対策のガイドにある対処手順に従いましょう。ストレージからカチカチという音がしたり、エラーが繰り返し出たりする場合は故障の前触れかもしれないので、すぐにバックアップを取ってください。

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